作詞

作詞?作文とは何が違うの?

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奏汰
奏汰

曲って言葉が乗っているよね?あれはどうやって作っているの?

ゆたんぽ先生
ゆたんぽ先生

歌に乗る言葉。その言葉や作業についても少しずつ話すね!

この記事でわかること

歌の言葉周りについて知ることができる

歌の言葉、歌詞について知ろう!

歌詞とは?

歌の詞(し)と書いて歌詞です。
詞という文字には「ことば」という意味があり、歌に添えられる言葉や文章のことを言います。
皆さんが街中で聴いている曲のほとんどには、こうした言葉が入っているものが多いでしょう。

歌詞には音や音楽では補いきれないその時のシーンや情景・物語を伝える力があります。
逆に歌詞に補いきれない感情や雰囲気を補うのが音楽であるケースもあるので、
音楽と歌詞というのはPOPS(ポップス・大衆音楽)において
相互関係にあるものと言えます。

奏汰
奏汰

音楽の中でも大事な要素の一つなんだね!

作文との違いは何だろう?

奏汰
奏汰

言葉を使うのなら作文もあるよね?そことの違いはなんだろう。。

先ほど歌の詞(し)だから歌詞になるというお話をしました。

しかし、それだけでは同じ言葉を扱うものとしての違いがよくわかりませんよね。

歌詞と作文には書き方も違えば性質も異なります。

歌詞と文章の違いのポイント

どこから違いを切り取るのかによって変わる部分はありますが大きくです。

1️⃣句読点の量

2️⃣比喩などの表現的な言葉か説明的な言葉であるか

3️⃣想像をさせる行間があるか

ゆたんぽ先生
ゆたんぽ先生

詳しく見ていこう!

その前に。今回の例となる言葉

それぞれの違いを説明する前に場面を提示しておきましょう。

夏の暑さから秋に変わる時の場面を想定した言葉で違いを見てみましょう。
・夏の暑さから涼しくなっていく様を表現
・昼間と夜の時間が変わり、日が短くなっていくところ
これからを言葉にしていきましょう。

句読点の量

昨日まで暑かったのに、日が短くなっていく。
少し湿気は残りつつも肌寒いようにも感じている。

説明的な文章という印象があると思います。
もちろん、文章で書く場合にも感情表現はあっても間違いでは無いので、
「肌寒い」という言葉・表現を入れてみました。

それぞれ後述していきますが、説明的要素を中心として書かれる文体です。

比喩などの表現的な言葉か説明的な言葉であるか

昨日まで服を脱がせていた太陽が そっと照れ隠しをする

暑かった→服を脱がせていた太陽
太陽が照れ隠し→雲に隠れている様子を比喩として表現

普通の説明的要素が中心の文章とは違い、比喩表現を入れることで、
説明や視覚の部分だけではなく、言葉に心が乗ります。

🔸比喩表現とは

言葉を別の言葉に置き換えて表現する手法です。
ストレートに表現するよりも、読み手に別の視点を与えることができ
表現の幅を広げることができます。

想像をさせる行間があるか

特に楽曲においての作詞はメロディに言葉をはめる作業がセットになっていきます。
その場合、メロディから言葉が外れていけません。
詳しくは今後の作詞テーマの記事でも記事にしていきますが
作詞においては文字の制限があるため、乗せられる言葉に制限があります。

そのため、すべての言葉を乗せることはできません。

奏汰
奏汰

言葉が乗らないとなると伝えるのは難しくなるよね。。。

ゆたんぽ先生
ゆたんぽ先生

難しいね。でもだからこその行間なんだ。

先ほどの比喩表現の言葉を見てみましょう。

昨日まで服を脱がせていた太陽が そっと照れ隠しをする

照れ隠しというものに対しては2つの意味が考えられます。

・太陽が雲に隠れてしまうこと

・太陽が月に隠れてしまうこと

意味が複数あることによって読み手に向けてストーリーの進む先を委ねることもできるのです。

まとめ

まとめ

文章は説明的表現が中心になるが
歌詞は比喩表現が加わり、読み手の想像を掻き立てるような
行間を作ることもできる。
そのためストーリーの進む先を委ねることもできる

奏汰
奏汰

言葉で全て書き切らなくても読み手に委ねるというのもあるね。

ゆたんぽ先生
ゆたんぽ先生

音楽に対する文字の制限があるからこそ、書き切らない表現もあるよ。

歌詞についての書き方、組み立て方については

今後の記事をぜひ楽しみにしていただけるとうれしいです。

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音楽トレーナー ゆたんぽ
音楽トレーナー ゆたんぽ
音楽とともに生きるフクロウ
本ブログの講師。(音楽トレーナー) 本ブログの管理人とともに運営に携わる。 普段は森の奥で静かに歌っているが、皆の相談を聞きつけるとひょっこり顔を出す。
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